幼児からの中学受験準備日記

女児4歳男児2歳のWM。難関中学受験を見据えた日々を記録します。

モンテッソーリ教育について

お久しぶりです。

気まぐれ更新でまた間が空いてしまっていたら、1ヶ月以上前にコメントを頂いていました。気付かず申し訳ありません(^_^;)ありがとうございます!


モンテッソーリ教育をどう考えているか?についてご質問頂いたので、そういえば書いてなかったなぁ、とも思い、以下記事にしてみたいと思います。



モンテッソーリ教育については私も一時期とても興味があり、本を何冊か読んだり、たまたま近くにモンテッソーリ教育の幼稚園があったので見学にも行ってみた。

雑誌でも知育ブログでもよく目にするし、英国のジョージ王子がモンテの幼稚園に入園したと報道されていたかな。


理論的なところは私も語れるほど見識が深いわけでもないので、あくまで私の主観であることご了承を。


モンテで特徴的なのは、特有の「教具」がいくつもあること。

子供がこれらを用いて遊ぶ、試すことを「お仕事」と表現すること。

徹底的に具体物志向で、指先を動かして何度も試させ、自分だけの力で気づきを得させること。

子供たち個人個人の「敏感期」を大人が観察することで察知し、その時期に適した教具を与える必要があること。それは本当に子供それぞれ。画一的な教育とは対照的であること。モンテの幼稚園の先生の役割はこれに尽きる。


とても理にかなっていて、本を読んでも納得感があり、理想的だと思った。

ただし、今の日本の幼児教育において、このような個別的な試みはかなり珍しい部類に入る。いくつかのモンテの教具を取り入れたナンチャッテモンテの園はよくあるけど、果たしてそれで効果があるのかは疑問。


たまたまだけど、近所にモンテ直轄の幼稚園があったので見学に行ってみた。


モンテの特徴は「教具」。

ネットでも購入できたりするのだが、押し並べて高い…笑

しかも種類が多く、個人で全てを網羅するのはほぼ不可能。

実際、幼稚園でも教具はほぼ1つずつしかなく、同じものを複数で遊ぶという状況はない。譲り合って常に順番で使う。

それでも、モンテ教具が全て体験できるのはやはり幼稚園に通わせるしかない。


メリットとしてはやはり、個人では用意できない「教具」を全て体験できること。

少人数で先生の目が行き届き、オーダーメイドのような環境でモンテ教育を受けられること。

縫いさし、水を使ったお仕事等、普通の幼稚園ではまずやらないことができる。

画一的な時間は殆どなく、登園時間中はほぼ自分の好きなことをじっくりできる。


デメリットとしては、園庭がなく、運動する機会があまりない。施設自体もかなり手狭。細かいことが好きな女の子とかならともかく、ヤンチャな男の子だとかなり持て余しそう。親が子供の適性を見極めてあげないと可哀想なことになるかも。

ほぼ個人での活動になるので、集団行動の経験が乏しく、小学校上がってからが不安?

あと園バスなし、給食なし、年少学年は週3日しか登園日がない。


結局入園は取り止めたのだが、今思えば一番の理由は、成果がよく分からないことだろうか。

頭では、素晴らしい教育メソッドなのだろうと理解はしている。が、やはり今の日本においてはかなり特殊な環境に自分の子供を大事な幼児期数年に置くことになる。その不安を払拭する程の効果、成果が、目に見える形では少なくともない。

園長先生から、卒園生の話を伺っても、「最初、小学校に上がった頃は、ウチの子達はおっとりしていてちょっと心配になってしまうお母様もいるようです。でも、モンテの子達は後々の伸びが違います。自分で考える力があり、必ずやその力は陽の目を見ます」とおっしゃられていました。が、そんなに先か〜しかも分かりづらい…←本音。笑


結局私自身せっかちなので、中々踏み切れず、入園は見送った。


ちょこちょこ教具だけ購入して、お家モンテをやってみようかと思った時期もあったが、自分でやるにはかなりの労力がかかる。元手もかかる。時間もかけないといけない。

そんな中、DWEやZ会ピグマリオン、キディトレイン等にも色々手を出して、仕事復帰!なんてしていたら、モンテの話は我が家から抜け落ちていき…笑


そんな感じで現在に至ります。

できるならモンテ的な環境を持てたら素晴らしいと思います。でも、我が家ではその余裕がなく、優先順位的に英語を取ったのでインターに入れました。


ちなみに幼稚園の見学で他に来てたお母様達は、皆教育熱心な感じだったな。かなり遠くからいらっしゃってる方も。

本当に近所なので、小学校でモンテの幼稚園出身の子と会うことになると思う。どんな子に育っているのか気になります。